関西ペイント Thu, 05 Dec 2024 08:01:15 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.1 北陸新幹線 芦原温泉駅西口賑わい施設 アフレアの魅力 /kp-stream/insights/14/ Thu, 07 Nov 2024 02:00:00 +0000 /?post_type=insights&p=22028

                                                  撮影エスエス北陸

 

北陸新幹線の延伸とともに誕生したアフレア

 

2024年3月、北陸新幹線は福井県敦賀市まで延伸しました。
それに伴い新たに「小松駅」「加賀温泉駅」「芦原温泉駅」「福井駅」「越前たけふ駅」「敦賀駅」の6駅が開業。
その内、小松駅を除く5つの駅で関西ペイントの塗料が採用されています。
今回は、当社の耐火用塗料「耐火テクト」を使用した、あわら温泉の新しいランドマークである芦原温泉駅西口賑わい施設「アフレア」についてご紹介します。

あわら温泉について

 

あわら温泉は福井県北部に位置し、自然豊かで四季折々の魅力がある温泉街です。
最初の源泉は農民が井戸を掘削中に発見したとされ、それから140年以上の歴史をもちます。
昭和2年には「日本百景」のうちのひとつに選出され、現在では関西の奥座敷と呼ばれている日本有数の温泉街です。

芦原温泉駅・アフレアの開業

 

そのような歴史あるあわらの地に新たに開業した「芦原温泉駅」。
『あわらの大地に湧き出る(いでる)贅(ぜい)の駅』というコンセプトのもとに建設されました。
そして駅の西口には、駅の利用者だけでなく、地元の方々のつどいの場所となる「アフレア」が建てられました。

  • 建物全体に木の温もりが感じられる「アフレア」。一般的な一本柱ではなく、木々が天井に向かって大きく伸び広がっている特徴的なデザインで、つい天井まで見上げてしまう迫力と不思議な魅力があります。
    今回は、設計を担当されました株式会社木下設計の代表取締役社長木下さま、設計部課長片山さまにお話をお伺いしました。

     

                       撮影エスエス北陸

  • Q, アフレア設計にあたってのコンセプトはありましたか。」

     

    木下さま:以前の駅周辺は閑散としていました。あわら温泉に来てくださる観光客の方が駅を出てすぐに目にする空間が寂れたシャッター街であり、このままではあわら温泉の魅力に期待を持っていただけないのではと不安を感じました。
    アフレアに立ち寄っていただくことで、訪れた人には、あわら温泉の街に期待をもってもらえるような、温泉街らしさを感じてもらい、
    地元の方々には、人が集まりやすく、明るくて賑やかな場所にしたいと思いました。
    私の中では当初から、温泉の源泉から「お湯が溢れる」というイメージを何とか形にしたいという思いがありました。「溢れる」という言葉にはものすごい力が宿っているんです。「お湯が溢れて、人が溢れて、賑わいが溢れて、幸せが溢れる」と。私がこの場所で叶えたいことがこの言葉にすべて集約されていました。
    そこで、「お湯が溢れる」というイメージを必ず具現化したく、「溢れる」がコンセプトとなりました。 

     

                               

    • Q, 「コンセプトを実現するためのこだわり、難しかった点はどこでしょうか。」

       

      木下さま:源泉が湧き出ているような造形を柱で表現したいと思いました。シルエットで温泉らしさを出したかったんです。ここは特にこだわりました。

      片山さま:形状が複雑ですから、正直すべてが難しかったです(笑)特に源泉から湧き出るお湯の広がり方を柱でどう表現するのが良いか、とても悩みました。いろいろ議論した結果、天井まで広がっているのが良いよねとなり、格子の形になりました。またその広がりが外からも見えるようにガラス張りにしました。

                          撮影エスエス北陸

    • 木下さま:また、「人が溢れて、賑わいが溢れる」ための工夫もあります。ゆったりと過ごしていただけるよう、無垢の木材を使用し、天井を高くして開放的な雰囲気にしました。芦原温泉駅に降り立った方々が広場に降りて来やすいように視認性も高くしています。

      片山さま:アフレアに使われている木材の8割があわら市産杉材です。木材の方が柔らかい空間になりゆっくりできる感じになりますし、地元林業の振興に貢献したいという想いもあり、あわら市の木材を使いました。

        •  

      株式会社木下設計 代表取締役社長 木下さま

                      

                 株式会社木下設計 設計部課長片山さま

    • Q, 「印象的な柱に耐火塗料を使った経緯を教えてください。」

       

      片山さま:木造としたかったのですが、この建物は耐火建築物としなければなりません。耐火性をもたせるには周りを石膏ボードで囲ってそこに木を貼ってと、段々柱が太くなってしまいます。
      構造体は鉄骨じゃないといけない、でも木は使いたいと。
      なので今回は鉄の柱の上から薄膜で仕上がる耐火塗料を塗り、芦原産の木(もく)を張ることにしました。

      木下さま:耐火性のために鉄の柱を石膏ボードで囲ってクロスを張るのは、鉄の柱自体を隠してしまうので本質的でないじゃないですか。なので鉄の柱を鉄として出すのであれば耐火塗料しかないんです。耐火建築物は本来、集成材などの不燃の木じゃないといけないんですが、それを外したくて、避難安全検証法っていう別の法律を使って無垢の木材をそのまま使えるようにしました。

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      イメージ図

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      実際の柱

       

    •  

      片山さま:あわら市から、夜間にライトアップしてほしいという要望がありました。ぼんぼりのように優しく灯るイメージにしたく、そうするには柱の表面に凸凹がなく影ができないような耐火塗料が必要でした。様々な製品を検討した結果、関西ペイントの「耐火テクト」を選択しました。

      木下さま:「耐火テクト」のおかげで良い意味で柱の存在感を消してくれたのはありがたかったです。

       

                                     

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                          撮影エスエス北陸

  • Q,「完成して半年たった感想を教えてください。」

     

    片山さま: 以前は地元の方々や学生が集えるような場所はありませんでしたが、アフレアができたことで、今では平日夕方になるとたくさん学生が来ていますし、週末のイベントには多くの方が集まってくれています。地域のためにも造った施設なので、とても嬉しいです。
    今後はアフレアを起点として、あわら温泉全体にもが集まり、活気ある場所になってくれればと思います。
    木下さま: 建築物に木材を使いたくてもコスト面で出来ないこともいっぱいあるんですが、木目調の壁紙などを使わずに、
    本物の木材で表現できたのは、よくここまでやってこられたなと感慨深く思いましたね。
    芦原温泉駅やアフレアには新幹線開業という一過性の賑わいではなく、いつまでも訪れていただける、賑わいのある街になってほしいですね。

  • 火から建築物を護る当社塗料『耐火テクト』

     

    アフレアで使用された「耐火テクト」は薄い塗膜形成で、空間設計を邪魔することなく耐火性を持たせることができるため、
    意匠性の高い建物などに多く使用されています。
    このように彩るだけでなく様々な機能を持った塗料が私たちの身近に存在しているのです!

  • 最後に

     

    実際に現地を訪れてみると、写真で見るよりも遥かに迫力と解放感、そして木の温もりを感じました。

    細部にもこだわりを感じつい見とれるようなゆったりとした時間が流れており、日中と夜間の違う表情も見たい、

    もう一度訪れてみたいと思う魅力に溢れていました。
    現在も週末には良くイベントが行われており、地元の方々で賑わっているそうです。
    芦原温泉駅を利用される際は温泉に癒される目的だけでなく、ぜひ幻想的かつ温もりのあるアフレアに立ち寄って非日常を感じてみてください。

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日経CNBC『トップに聞く』 当社代表取締役社長 毛利が出演 /kp-stream/special/2/ Fri, 12 Apr 2024 02:28:40 +0000 /?post_type=special&p=20644 2024年4月4日(木)、マーケット・経済専門チャンネル「日経CNBC」の『トップに聞く』に、当社代表取締役社長の毛利が出演いたしました。

 

日経CNBCはケーブルテレビやネットTVで放送されているマーケット・経済専門チャンネルです。
その中の『トップに聞く』は、旬の上場企業・団体のトップをゲストに招き、様々な切り口から成長戦略や競争環境をじっくりインタビューするものです。

 

番組内では、古代からなくてはならない存在として、幅広い用途に使われている塗料について、そして社長就任後から進めている構造改革、インド、欧州、アフリカの事業戦略、さらには成長分野への投資戦略について詳しく、わかりやすく紹介しました。

 

番組概要日時:2024年4月4日(木)
放 送 局 :日経CNBC(有料放送)
番 組 名 :「朝エクスプレス」 内コーナー 「トップに聞く」(9:45~10:03)

※動画内の株価等の情報は、放送日時の数値です。

トップに聞く

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KANSAI HELIOSのグループ会社であるRembrandtin社が方向性電磁鋼板 (GO=Grain-Oriented electrical steel)向けクロメートフリーワニスを開発 /kp-stream/sustainability/1/ Fri, 03 Feb 2023 11:26:48 +0000 /?post_type=sustainability&p=331

 

三酸化クロムは認可対象物質リストに収載されており、EUにおける使用は2017年に禁止されましたが、欧州委員会は使用の延長を許可し、2024年9月以降禁止となりました。この三酸化クロムの広範囲な使用禁止は、多くの産業分野に影響を与え、結果として変圧器の生産にも影響を及ぼすことになります。そのため、クロムフリーという解決策へ転換を進めることは極めて重要です。

 

クロム含有品は、優れた耐加水分解性、耐腐食性、および電気絶縁性を持ち代替が効かない物質であるため、同等の解決策を開発することが目標とされました。そこで、RembrandtinのR&Dチームは、技術革新に集中的に取り組み、市場初のクロムフリーコーティングシステムであるREMISOL EB 5320の開発に成功しました。
REMISOL EB 5320は、耐加水分解性、耐腐食性についてクロム系塗膜と同等であり、環境に配慮した新しい製品です。ASTM 976によるクラスC5-Gの無機塗料で、方向性電磁鋼板の電気絶縁材として機能します。この一液性システムには、クリヤータイプと顔料入りタイプのものがあります。この顔料入りタイプを使用すると、多くの鋼板メーカー様が望む電磁鋼板の外観を実現できます。この革新的な解決策は、月日が経っても品質が落ちることなく長持ちし、より環境に優しい代替品です。

環境に配慮した先進的な塗装システムの開発により、地球環境保全に貢献することを目指して、KANSAI HELIOSは、多くの世代が恩恵を受けられるような貢献をしています。

GO coatings 変圧器

GO coatings 変圧器

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中学校で「関西ペイントのSDGsへの取り組み」について出前授業を行いました /kp-stream/sustainability/3/ Wed, 16 Mar 2022 11:11:15 +0000 /?post_type=sustainability&p=326

2022年3月16日(水)、兵庫県の淡路島にある広田中学にて「関西ペイントのSDGsへの取り組み」を紹介する出前授業を行いました。

以前、中国の広州にて日本人学校へ赴任されていた広田中学の先生と当社駐在員が同じマンションに住んでいたご縁から、お声がけ頂き、実現した今回の出前授業。当日は2年生51名の生徒さん、先生方も参加されて、塗料に関する紹介やクイズ大会で楽しい時間となりました。

授業では、遮熱塗料の効果を模型で見せたり、シックイ塗料の持つさまざまな機能も紹介。その結果、生徒の皆さんからたくさんの「おー!」といった驚きの声が飛び出し、授業を通して関西ペイントの取り組みに触れていただく事ができました。

「あったらいいな!こんな塗料」のコーナーでは、生徒の皆さんから、こんな塗料があったらいいなと、思わず納得の斬新なアイデアも頂きました。
例えば「空気にかける塗料」「飲める塗料」など、一瞬、えっ?と感じたものも、生徒さん達からの真剣な説明を聞くと、例えば「飲める塗料」では、「内臓に炎症がある時にそこをカバーして保護してくれる」など、なるほど!と唸らされることがいっぱいで、教える側にとっても非常に有意義な一日になりました。

  • 淡路島の広田中学校で出前授業講師を務めた植野さん淡路島の広田中学校で出前授業講師を務めた植野さん
  • 遮熱塗料の説明実際に光を当てて効果を確認します遮熱塗料の説明
    実際に光を当てて効果を確認します
  • 熱心に授業に耳を傾ける51人の中学生取り組みの紹介やクイズ大会も熱心に授業に耳を傾ける51人の中学生
    取り組みの紹介やクイズ大会も
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尼崎トンネルアートプロジェクトへの塗料提供 /kp-stream/sustainability/4/ Sat, 11 Dec 2021 11:02:34 +0000 /?post_type=sustainability&p=322

関西ペイントは2021年12月11日、12日、18日の3日間、兵庫県尼崎市内で行われた「尼崎市 トンネルアートプロジェクト」へ塗料提供を行いました。
尼崎市は、1918年に関西ペイントグループが創業した土地であり、現在も当社グループの西日本地域の物流や技術の集積地である尼崎事業所があります。

本プロジェクトは、薄暗く、夕方になると不安という声が上がっていた高架下のトンネルを明るい雰囲気にしたいという地域住民からの提案を受けた尼崎市が、市立大庄中学校美術部の生徒らの協力を得て壁画を描くことになったものであり、地域に根差した塗料メーカーとして当社へお声がけをいただきました。イベント前には地域住民の方々がボランティアで壁の洗浄や下塗りをされるなど、多くの方々の協力で小さなトンネルが生まれ変わりました。
事前の下塗りでは、地元の大工さんやガラス屋さんが大活躍されました。壁画デザインと塗装・描画は大庄中学校美術部の方々が担当され、春夏秋冬の四季のイメージで「周囲の環境に魅力を加え、地域の方に愛着を持ってもらえる」壁画を目指しデザインされました。参加された方々からは楽しかったとのコメントをいただき、日本ではあまり普及していないDIYペイントに親しんでいただくことができました。

当社グループはこれからも、塗料および塗料事業を通じて人と社会の発展を支える取り組みを進めて参ります。

  • 高さ2m・長さ10mのトンネルは薄暗く、夕方になると不安という声が上がっていました高さ2m・長さ10mのトンネルは薄暗く、夕方になると不安という声が上がっていました
  • 壁画デザインと描画を担当された大庄中学校美術部の方々壁画デザインと描画を担当された大庄中学校美術部の方々
  • ついに完成したトンネルアートを見て喜ぶ皆さんついに完成したトンネルアートを見て喜ぶ皆さん

 

 

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